計算の落とし穴!丸め誤差とは
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物理において有効数字は常に考えなければならない。しかし、有効数字にとらわれるあまり誤差がふらついてしまうことがある。今回はその中で、初心者がやりがちな丸め誤差について解説する。
丸め誤差とは
丸めた(四捨五入した)数字を使うことで生じる誤差のことだ。
具体例
円周率 | 3.14 | 3.141 | 3.1415 | 3.14159 | 3.141592 |
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測定結果 | 1.211 | 1.211 | 1.211 | 1.211 | 1.211 |
計算結果 | 3.80254 | 3.803751 | 3.8043565 | 3.80446549 | 3.804468703 |
上の表を見てもらえれば、丸める位置によって計算が変わっていることが分かるだろう。もちろん丸めれば丸めるだけ、誤差が大きくなっていく。これは、測定についてくる誤差ではない。
計算の仕方でつく誤差を計算誤差といい、その中に丸め誤差が含まれる。測定とは関係のないところの誤差であるため、計算をするうえで注意する必要がある。