論文や研究発表で考えるべき事
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1.現在までに分かっていることは何か。
多くは研究背景と呼ばれるものだ。自分のやっていることの方向性が聞き手に理解できるよう、研究室の概要や自分の研究の大元を書く。
2.何を新しく知ろうとしているか。
自分の研究テーマの大元からもう少し深ぼった内容を書く。先輩の実験の引き継ぎをしている場合のような実験テーマを書く。
3.なぜこの仕事が重要か、何が面白いか。
自分の研究によって解明されること、また研究することで得られる結果の重要性を書く。この章では、自分が実際にやった研究の話をし、その研究が世の中になにをもたらすかを示す。つまり、ここが弱いということは自分の研究が意味のない研究であることを自分から示すことになる。聞き手に自分の研究の面白さを力説するように書く。
4.実際の仕事の結果として分かったことは何か。
これまでにやった研究成果を書く。解析手法や、評価手法などの実験方法からはじめ、その結果と考察を書く。自分の苦労話をするのではなく、それが実際にどういったことを世にもたらすかを書く。
(5.その結果がその分野で何をもたらすか)
本来は4章で書いたことが1章への解答であるべきだ。しかし、研究のすべてが世の利益となるものであるとは言えない。世の利益となる研究をするための研究だってあるわけだ。そんな時に、自分の成果がなにを自分の分野にもたらすかを書く。